こんにちは!kiyokoです。
もはや2、3年前の話になるのですが、潰瘍性大腸炎患者の私が、妊娠・出産したときの話をしようと思います。
10代で潰瘍性大腸炎を発症した私は、「難病になっちゃった。私なんてどうせ結婚も出産もできないんだ。」とうじうじ悩んだ時期もありました。
が、いまだに潰瘍性大腸炎持ちではあるものの緩解期にうまく計画妊娠することができ、無事、出産することができました!
私の心境としては、「まぁもう緩解長いし、一般人と別に変わらないしね。」ぐらいでしたが、親はそれはそれは喜びましたね。
あの!お病気で痩せ細っていたkiyokoちゃんが子供を産むなんて。。。よよよよよ。。。。泣
と、本当に何回も何回も言っていました。(今も言う。)
将来を悲観している10代の潰瘍性大腸炎患者さんや、
妊活中、妊娠中の潰瘍性大腸炎患者さんの参考になればなと思います。
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潰瘍性大腸炎患者の妊活
脱ステと計画妊娠への道
大学のときに、「将来結婚して子供を産みたいから脱ステしたいんです!」と先生と話し合い、免疫抑制剤を使ったりして、完全に体からステロイドがない状態になれるように目指し始めました。
社会人になって、緩解期が続き、結婚することができましたが、潰瘍性大腸炎を発症してからずっと痩せ細っていた私は、生理不順で、妊活をまともに始められるような状態ではありませんでした。
ピルを飲んで生理不順を修正することを婦人科の先生からは勧められましたが、潰瘍性大腸炎を看てくれている先生から、「若い結婚したばかりの子に安易にピルを勧めるのはいいとは思わない!」と止められ、ピルで生理不順を調整するのではなく、とりあえず痩せているのを標準にするというところと、体力を付けてみることにしました。
これが正解でした!
やっぱり、痩せていたり、体力がないと、子供はできなかったんだー!
健康体とは、下痢、血便がないだけではない。
結婚して1年で体重は3㎏増え44㎏。
夫が毎週末参加しているフットサルチームに私も混ぜてもらい、毎週フットサルをしました。
あとゴルフも始めました。
フットサルを始めて三カ月ごろに、生理が普通にくるようになり、普通に生理が来るようになったので検温で排卵日を予測できるようになり、半年後に妊娠できました!
ゴルフはゴルフクラブを買った途端妊娠したので、結局ゴルフ場に行かずじまいです。
緩解期で健康になってたつもりだったけど、生理も来て運動もできるような状態が本当に健康な状態なんだなぁと思いました。
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潰瘍性大腸炎患者の妊娠
潰瘍性大腸炎患者は緩解期でもハイリスク妊婦になる
妊娠検査薬で妊娠がわかって、とりあえず近所の個人の産婦人科にちゃんと妊娠できているか確認に行きました。
家から近いし、出産もここでやりたいなぁと思っていたんですが、問診で潰瘍性大腸炎だということを伝えると異様にビビられてしまい、普段潰瘍性大腸炎を看てもらっている大学病院で産んだほうがいいと言われてしまいました。
「妊娠もできたことだし、緩解期だし、マジ健康だしッ!」
と健康に対して自信がメキメキついていた私は地味にショックでした。調子にのるな!お前は難病なんだぞ!と改めて言われたようで。。。
大学病院の産科はハイリスク妊婦を請け負っているので、高齢出産の方とか、双子出産の方がいました。
緩解期の薬は妊娠中は飲んでも大丈夫?
薬は、サラゾピリン、セレキノン、ラックビー、ケイシカシャクヤクトウが処方されていました。妊娠中でも授乳中でも飲んでいて大丈夫みたいです。
でも私は緩解期も長かったし、妊娠前からあまり飲んでいなかったので、妊娠中も適当にしか飲まずに過ごしました。
妊娠中は、潰瘍性大腸炎だからどうとかいう話は、産院が産みたいところで産めなかったというところと、緩解維持の薬を飲んでも大丈夫だったということくらいですかね。
潰瘍性大腸炎最盛期よりもつわりの方がきつかった!?
潰瘍性大腸炎とは関係ないんですが、つわりが本当にきつかったです。
潰瘍性大腸炎で人より辛い目にあってるから、仕事とかその他で辛いことがあった時も、「あの頃よりマシだわ」と思って強く生きてきたんですけれども、「あれれ?潰瘍性大腸炎よりつわりのほうがきつくない?」とあっさり揺らぎました。
潰瘍性大腸炎はステロイドに手を出すまでは辛かったけど、ステロイド使ったら速攻治るし。
ステロイドの副作用は、眠れなかったら睡眠薬飲めばいいし。ハイになれば安定剤飲めばいいし。どーにもならないのムーンフェイスぐらいだし。
あと難病めずらしい!かわいそう!ということで周りの人が優しくしてくれるし。親とか!
でもつわりは、病気じゃないから薬も飲めないし、「母親ならみーーーーんな通ってきた道!」とか言われるし、「辛い思いをして親になる!」とか、「妊娠ってそういうもの!」みたいな。
つわり辛いとか言おうものなら、過去にそれを経験してきた経産婦たち(つわりがなかった人も)がこぞって、「いやいや私なんて~~」と自分の話をし始めるのもマジでめんどくさかった。
ましてや、つわりがなかった人は「つわりなんて気持ちの問題!」論を支持してるから手におえない。「仕事に集中すればつわりは出ない」とかもうアホかと。
「甘えたやつほどつわりになる!」論を支持してる姉には「うちは夫が優しいから甘えられるから。。。」ぐらいしか言い返せなかった!
私は、この先友人が「つわり辛い」と言ってきたら「辛いよね。。。」しか言わない!と心に決めました。絶対に「辛いよね。。。私も~~~~。」と自分語りを始めるのだけは辞めようと。
潰瘍性大腸炎患者の出産
出産も、潰瘍性大腸炎だから何かあったということは特にありませんでした。
強いて挙げるなら、大学病院で産むことになったせいで、電車で50分の距離を初産の妊婦が陣痛開始から行くのは不安で、計画分娩にしたということくらい。
出産予定日の前日に入院し、前日夕方からバルーンを入れて子宮口を広げて、翌日朝から陣痛促進剤を使い、陣痛がついてから8時間で産まれました。
経産婦の誰もが言っている通り痛かったですけど、8時間で終わりましたし、安産だったし、問題ありませんでした。
まとめ
緩解期に計画妊娠・出産をすれば、潰瘍性大腸炎患者だからと言って、特別なことは特に有りませんでした。
・大学病院で産むことになった。
・緩解維持の薬は問題なく飲めた。
・大学病院で産むせいで、自宅から遠いので計画分娩になった。
これだけですね。
緩解期であれば何の問題もなかったです。
結婚したと担当医の先生にお話ししたときに、「妊娠は緩解期に計画的にやろうね!!!」と念押しされましたが、全くそのとおりですね。それが何より重要だと思います。
今再燃中の方は、炎症を抑えて、目指せ緩解期!
今緩解期の方は、緩解維持に気を付けながら、目指せ計画妊娠!
じゃあ緩解維持ってどうすればいいの?
じゃあ緩解維持ってどうすればいいの?という方。
私が実践している緩解維持の方法です。参考にしてくださいね♪
潰瘍性大腸炎緩解5年目!私が緩解維持に効果を感じている5つの習慣
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