サイトアイコン KiyoCode

【難病持ちでも】潰瘍性大腸炎患者の就職活動経験談【就職できた】

こんにちは!kiyokoです。
発症編、悪化編、進学編と続きましたが、今回は就職編です。
潰瘍性大腸炎での就職活動。悩むことが多かった日々を振り返りたいと思います。

↓過去の記事はこちら↓

こんにちは!kiyokoです。今日は私のこれまでの病気の遍歴を振り返ってみようかと思います。潰瘍性大腸炎と診断されたばかりの患者さんや、その親御さんなど、誰かに対して、ぼんやりではありますが、何らかの役に立てばいいなぁと思います。初期症状は切れ痔に似ている。トイレが真っ赤!高校1年の春。中等部から高等部に進学する際、女子寮が新設されました。当時、1時間半の電車通学をしていた私は喜んで入寮!大好きな友達とずっと一緒!楽しい毎日!さいこー!自分自身では、ストレスなど全く感じてはいませんでした。入寮して1ヶ...
【10代】潰瘍性大腸炎を発症!【女子高生】 - KiyoCode

こんにちは!kiyokoです。前回は発症から診断までを長々と書きました。↓前回の記事はこちら↓潰瘍性大腸炎を発症!今回は、私の病歴の中で一番悪化させてしまった、高校2年のころについて振り返りたいと思います。高2の春、初めての長期入院高校1年15歳の4月に発症した私ですが、その後寮を退寮し、姉と学校近くのアパートで二人暮らしを始めました。相変わらず下血は続いていました。1年近くもその状態が続いていたので、当然貧血の症状がでていましたし、常にだるい感じでした。口内炎が口に9個!そんな中、突然口内炎が口に9個もでき...
【トイレに】潰瘍性大腸炎が悪化していたときの話【引きこもり】 - KiyoCode

こんにちは!kiyokoです。これまで、発症編、悪化編と長々書いてきましたが、続いては進学編です。↓過去の記事↓さて、潰瘍性大腸炎でも進学できるのか?それではどうぞ。長期入院のせいで出席日数が足りない!高校2年の秋、パンパンのムーンフェイスと不眠というステロイドの副作用はありましたが、ステロイドのおかげで潰瘍性大腸炎は落ち着き、やっと退院できることが決まりました。それを親友に伝えると、「マジ?ちょー良かったね!」「うん。学校通うの楽しみ!」「え!ていうかkiyoko出席日数足りるの!?」「!?」確かに。絶対...
【難病持ちでも】潰瘍性大腸炎患者の大学受験【進学できた】 - KiyoCode

それではどうぞ。

スポンサーリンク

大学4年間で入院1回!

熊本から東京に出てきて、何より驚いたのが、こちらで出会った先生はステロイドの使い方が違ったこと。最初にドンと使って(ドンと言ってもそれほど多くはない。)ガンガン減らしてさっと止める。
あまりにも違って本当に驚きました。
あとは食事。高校1年で発症してから、潰瘍性大腸炎のマニュアルどおりの、繊維なし脂質ほぼ0の食事をまじめに取り続けていました。
しかし、こちらでは、緩解期は別に何食べてもいいよ。と。
最初にそれを言われたときは、「はぁ?ヤブ医者?潰瘍性大腸炎知らないの?」と思って信用できませんでした。
私の節制してきた3年間をそんなに簡単に否定するわけにはいきませんから!
日本に数人しかいないISBを専門に診ている先生に言われたとしても、です。

恐る恐る、本当に少しずつ、鶏もも肉、ごま、鶏皮、からあげ、わかめ、きのこ、たけのこ、ごぼう、れんこん、牛乳、ケーキ、刺身などなど、NG(にしていた)食べ物を徐々に徐々に取り入れていきました。
(節制した3年間のイメージが強すぎて刺身を食べられるようになるまで(信用できるまで?)10年かかりました。)
ただお酒だけは、私は駄目でした。
慣れない一人暮らしのせいで、入学当初は潰瘍性大腸炎が悪化したりしましたが、ステロイドの服用だけで抑えられていました。大学1年2年とそれで過ごし、調子に乗った私は、大学3年の新歓コンパでお酒を普通に飲んでしまいました。
で、1週間くらいで転がるように悪くなり、入院。これに関してはもう自業自得です。反省しかない。
でも、大学4年間での入院は自業自得のそれ1回切りでした。これは私が就職活動に臨む上で大きな自信につながりました。

スポンサーリンク

潰瘍性大腸炎患者の就職活動

難病であることを面接で言う?言わない?

就職活動として就活本にのっとってまず自己分析をしてみました。
一番がんばったことは?一番苦労したことは?一番工夫したことは?
どれもこれも、病気ありきで話ができてしまいます。
高校大学という人格形成の重要な時期に病気ありきで過ごしてきたのだから、当然の話です。隠そうとすると、完全に作り話ができあがります。
病気であることを正直に話したほうがいいのか、隠したほうがいいのか、当時相談にのってくれていたベンチャー企業を経営している方に聞いたことがあります。
回答は即答で「隠したほうがいい。」でした。「逆の立場になって考えてみなさい。不安要素がある人を経営者は採るはずがない。」と。
でも、就職って入社して終わりではないですし、働き続けるつもりで就職活動をしているのです。「就職活動は騙し合い」という人もいますが、私は、誠実に会社に向き合いたかったし、会社にもそれを望みたかった。
悩んだ結果、『逆の立場になって考えてみて』、正直に現状を話した上でそれでも雇ってくれる会社があれば、入社後も安心して続けられるのではと思い、正直に話すことにしました。

なりたい仕事?向いてる仕事?

当時私は華やかなブライダル業界に憧れていました。ウエディングプランナーとか、かっこいい!と思いたくさん受けました。
それこそ業界分析、自己分析が甘かったなと今では思います。
体力ないし、ボッキリと折れそうに細い身体で、常にトイレを意識してないとそわそわする私が、接客業など続けられるはずがありません。
そのことに私が気付かずとも、面接官は当然気づいていてくれました。
はい。もちろん不採用です。
特に絶対ブライダル業界がいい!というわけでもなかった(とにかく自立して働ければいいと思っていた)ので、今度はいろんな業界をとにかく受けてみることにしました。
実際、就職活動期間って貴重な期間で、こんなにいろんな業種のいろんな会社で話を聞ける機会ってないと思うのです。
だから楽しむことにしました。

難病患者はシステム開発会社と相性がいい?

いろいろ受けた中で、システム開発系の会社は選考がわりと進むことがわかりました。
もちろん面接時に病気のことは話しています。
文系学部出身で、システムについて全く知識がなかった私ですが、タイピングが好きということと、調べるのも勉強も好きだからいけるかな?という根拠のない自信を持って(笑)、独立系のシステム開発会社に内定を頂き就職することができました。
病気を隠して入社したわけではないので、もう堂々と!会社の健康診断も受けられましたし、内視鏡検査での有給取得など、特に問題なく過ごすことができました。
そして、新卒で内定を頂いたその会社に現在までお世話になっています。

2017/2
現在は退職し、在宅でお仕事をしています。
退職に関する記事はこちらをどうぞ。
【都内へ通勤片道一時間半】育休明けの共働きは厳しかった【復帰後退職】
再就職手当を個人事業主として開業したプログラマでも貰えた話

2017/3/08追記
潰瘍性大腸炎患者の適職について考えてみました。こちらもよろしければどうぞ!

こんにちは!kiyokoです。今日は潰瘍性大腸炎患者さんの適職は何か考えてみることにしました。というのも、当ブログ内でなかなかアクセスが多いのが、潰瘍性大腸炎患者の私の就職活動経験談の記事なんですね。潰瘍性大腸炎の発症は10代や20代の若い人が多く、ちょうど進学、就職、と悩みにぶつかる時期だと思うんです。そんな人たちの参考になればいいなぁと思います。『接客業』は潰瘍性大腸炎患者の適職となるか考える。接客業というと、たとえば、コンビニとかスーパーとかお洋服屋さんとか。消費者としてその職業の方と接しているの...
【難病患者】潰瘍性大腸炎患者の適職は何か考えてみた。【就職】 - KiyoCode

いろんな方の潰瘍性大腸炎闘病についてのブログが載っています!
↓参考になりますよ!↓


にほんブログ村

モバイルバージョンを終了